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〜2015年秋場所総括その1〜賜杯を必死で争う関取衆が、白鵬関の偉大さを浮き彫りにした



簡単に言うと、私は白鵬関が好きではなかった。
素晴らしい記録を打ち立てたことは十分理解していた。
前人未到の35場所優勝。63連勝。その他書ききれないほどの
記録を更新していった。
また、長らく一人横綱として相撲界を引っ張ってくれた。




ただ、それでも共感することはできなかった。
華々しい記録を打ち立てられたのは、
強力なライバル不在ゆえと考えていたし
なにより、時に見せる傲慢さ、だめ押しや激しすぎるかち上げなど、
どうしても偉大な横綱として受け入れることができない部分が多かったからだ

しかし、
白鵬関不在の今場所を見て、私の考え方は変わった。
皆優勝するために、本当に必死だった。



鶴竜関は、優勝するためになりふり構わず変化を選んだ。
照ノ富士関は、大きな怪我を負い決定戦までたどり着いたが
最後は力尽き破れた。
稀勢の里関は、14日目鶴竜関との1番で、変化に耐え有利な左差しの状況になった瞬間
あまりにも迂闊に攻め込み最後は逆転を食らった。
優勝につながる勝利を意識してしまったからだろう。

それほど、賜杯を手にするということは困難な作業なのだ。
それを35回繰り返すというのはどれほど大変か、やっと私は
白鵬関の凄さを心の底から理解することができた。


白鵬関は、2008年夏場所から横綱の地位にいる。すでに7年だ。
その間、あまりに簡単に相手を転がして勝利を収めてきた。
皮肉なことに、その強さ故に優勝の価値がわかりづらくなってしまっていたと感じる。
優勝が日常になる程の力士は、この先出てこないかもしれない。
それほどの存在なのだ。我々は彼の相撲をタイムリーで見られる幸運に
感謝しなくてはいかない。




力が落ちといわれているが、この先も圧倒的な強さで他の力士たちの
壁になってほしいと強く願う。
休場明けとなる来場所の、白鵬関の巻き返しを期待せずにはいられない。


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