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卓越したバトンパスで銀メダルを獲得した男子リレーの快挙を相撲目線で考察する。


リオオリンピックが閉幕した。
今回のオリンピックで多くのメダを獲得した日本だが、その中でも銀メダルを獲得した男子400mリレーは多くのメダル獲得競技の中でもとりわけ鮮烈な印象を残した。


出場した4人の日本人選手は、誰一人10秒の壁を破れていない。
事実、決勝に出場した8チーム中持ちタイムの合計は7位とのことだ。

その状態から銀メダルを獲得出来たということは、如何に日本のバトンパスが素晴らしかったかということになるが、
海外メディアなどからも高く評価され、今大会でも3つの金メダルを獲得しすでに陸上短距離の生きる伝説となったウサイン・ボルトも惜しみない賞賛を贈っている。
世界で戦える武器を手にした日本の選手達は、東京五輪を目指しさらにレベルアップして行くのだろう。
4年後が非常に楽しみだ。


さて、素晴らしい結果を手にした日本の男子リレーチームだが、彼らが教えてくれたことは、競技において武器を持つことがいかに大事かということを教えてくれたことだと思う。
真正面から戦って勝つことができない相手でも、自分たちの強みを最大限活した武器を持って戦うことで結果を出し得るのだ。

私は、このリレーの結果が特に三役経験のある中堅力士達の刺激となって欲しいと思っている。


栃煌山関、栃ノ心関、隠岐の海関、魁聖関、勢関、宝富士関、高安関。

今名前を挙げた関取衆は、3役経験のある実力者である。
しかし、3役に定着できない、もしくは定着していても大関昇進には至らないという停滞している力士でもあるのだ。

彼らに共通しているのは、格上の力士を倒す力が無いという点だ。
現在横綱大関は7人いるため、彼らを倒さなければ優勝争いに絡むことができず、大関昇進の勝ち星である3場所で33勝を挙げることが出来ないのだ。


日本リレーチームに倣うのであれば、格上に対抗する術となる武器を手にすることが必要ということになるだろう。
しかもその武器は、世界最高のバトンリレーと同じように幕内でも最高と言わる程の精度まで高めなくてはならない。
であるならば、今あるそれぞれの良さを活かして武器にするのが早道だろう。


栃煌山関ならば指し身の良さを。
栃ノ心関ならば腕力を。
隠岐の海関ならば懐の深さを。
魁聖関ならば腰の重さを。
勢関ならは投げのうまさを。
宝富士関ならば左差しを。
高安関ならば押しも四つもできる器用さを。


ただ、難しいのがそれぞれが今挙げた強みをそのまま伸ばせば良いわけではない。
栃煌山関、隠岐の海関、魁聖関、高安関のグループと栃ノ心関、勢関、宝富士関のグループでは必要な素養が変わってくる。
前者のグループは、総合力は高くハイレベルな力士だが武器と言える程突出した強みがない。それ故に、これから自分の強みを必殺の武器と言える精度まで高めなくてはならない。

逆に後者は、総合力は前者に劣るが、強力な武器をすでに持っている。
だからこそ、その武器をより強力にするために丁寧に相撲を取ることや、投げを活かす足運びなどを身につけなければならない。


武器を手にする、もしくはその武器を活かすために他の要素を伸ばすことは共に簡単なことでは無い。
しかし、横綱大関はそれらを手にしたからこそその地位にたどり着けたのだ。


名前を挙げた7人の力士はすでに幕内に定着した人気のある力士達だ。しかも三役の地位を獲得し実績も充分と言える。
ただ、土俵上での相撲を見ているとまだあと一伸びできると感じられるのだ。


大相撲を盛り上げるために、さらなる精進を重ねて秋場所に挑んで欲しいと思う。

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