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2016年名古屋場所各力士を採点してみよう~三役以上~

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リオオリンピックですっかり相撲の話題が上がらないが、
最後の2016名古屋場所の採点を行ってみたいと思う。

三役以上の関取たちは、今場所どの様な採点結果になるのか?
それでは、さっそく結果を見てみよう。
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○横綱

白鵬
10勝5敗
4.5点

休場を除き、約4年ぶりとなる5敗という結果となった。
優勝のかかる照ノ富士関との一番で、不可解な判定で取り直しの末黒星となるのは不運だったが
続く稀勢の里関との一番で再び立ち合い不成立となると判定に不服だったのか式守伊之助を睨みつける振る舞いはいただけない。
実際、その時は稀勢の里関の手がついておらず不成立で問題がなかった。
そして、成立した立ち合いでは本人が「もうどうにでもなれ」と語る様に捨て鉢な相撲を取るなど勝利に飽くなき執念を燃やす
最強横綱の姿とは懸け離れたものだった。
怪我の影響で、思う様に相撲が取れていないイラだちが土俵に現れてしまっている。
来場所は、15日間集中した取り組みを期待したい。

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日馬富士
13勝2敗
8.5点

稀勢の里関の綱取りがかかる今場所で、鶴竜関が早々に休場し、白鵬関も千秋楽を待たずに優勝争いから脱落する中横綱として幕内最高位の
重みを見せてくれた。
ただ、場所後半は他を寄せ付けない相撲を見せたが序盤から中盤までは危うい相撲が目立った。
コンディションをうまく整えて、横綱昇進以来成し遂げていない連覇を達成してほしい。
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鶴竜
2勝2敗11休
3.5点

先場所、勢いに乗る稀勢の里関を破り、優勝を許したものの千秋楽で白鵬関を苦しめ存在感を見せた。
そのため、今場所はかなり活躍すると踏んでいたのだが、あっさりと休場してしまい期待はずれの結果となってしまった。
怪我は仕方がないが、昨年2場所休場した様に、蓄積した疲労は未だ鶴竜関に悪影響を及ぼし、そこから怪我につながっている様に思われる。
相変わらず不用意に叩いて呼び込んでしまうのも、体調が完全でないため楽に勝ちたいという気持ちの表れだろうか。
今のところ、横綱として及第点を与えられる場所は優勝した去年の秋場所ぐらいということを考えても、来場所こそ、横綱にふさわしい活躍を見せてほしい。

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○大関

稀勢の里
12勝3敗
7点

3場所連続準優勝。また直近2場所は綱取りがかかる重圧の中でしっかりと優勝争いに絡んでいる事は高く評価されるべきだろう。
しかし、勝負所で横綱に敗れて賜杯に手が届かない点に物足りなさが残る。それが、今だ優勝未経験ながら綱取りが続くことへの批判の原因となっている。
来場所こそ優勝というしっかりと周りが納得する答えを出して欲しい。

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琴奨菊
1勝6敗8休
3点

3役以上の力士で最低評価とさせてもらった。
1勝6敗の後休場と、大関に求められる仕事を全うできなかった。
しかも、古傷の左膝の痛みが原因で休場に至ったとのことだが、初日から身体は動いており、
気持ちが折れてしまったため今場所の取り組みを諦めての休場ではないかと穿った見方をしてしまう。
来場所カド番となるが、コンディションを取り戻さなくては、勝ち越すことは容易ではないだろう。
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豪栄道
7勝8敗
4点

前廻しを引いて一気に相手を押し出す相撲。それが、この大関の形だろう。
しかし、今場所そんな相撲を果たして何番取れただろうか?
全く効果の無い張り差しで体勢を悪くしたり、相変わらず叩きで呼び込んだりと悪い部分ばかりが目立つ場所となった。
良いコンディションであれば、今年の春場所のように本来の相撲が取れるのかもしれない。
それならば、1度休場してでも身体を休めるべきだろう。大関の地位は大事だが、現状大関に求められる結果、内容共に満たせていない。
今場所の負け越しで来場所は4度目のカド番となるが、今場所の不振が怪我によるものであるならば、先を考えて出場を見合わせる英断を期待したい。
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照ノ富士
8勝7敗
4.5点

先場所の13連敗という大関連敗ワーストタイ記録を払拭する活躍とはならなかった。
むしろ、変化を多用してなんとかカド番を脱出した苦しい場所となってしまい不満が残る。
怪我の状態が多少マシになったのか、足の踏ん張りも随分効くようになったが、そのため相手を抱え込んで大きな投げを打つ雑な相撲も目に付いた。
コンパクトに身体を使って相手より低い姿勢で四つに組む相撲を覚えて、さらなる飛躍を図りたい。
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○関脇

魁聖
7勝8敗
6点

大関横綱相手では、今だ力不足の印象だが、右差し左上手の形と重い腰は同格以下の力士相手に対しては十分に勝利することができる武器となっている。
今場所も稀勢の里関相手に、重い腰で善戦しており緩やかだが確実に成長している。優勝争いに絡むような活躍をすれば一皮むけるだろう。来場所に期待したい。
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栃ノ心
6勝9敗
4.5点

関脇から上に上がるためには、自分より上位の相手から如何に勝ち星をもぎ取るかという事に尽きるが、栃ノ心関は豪栄道関からしか勝利できなかった。
強力な腕力でまわしを引かせると力を発揮できるが、逆に言うと自分の形を作らせてくれない上位陣との取り組みでは勝つ可能性は非常に少ない。
おそらく来場所は平幕に戻ることになるが、地力はあるだけに、まわしを切る、巻き替えるなど相手有利な体勢を作らせない相撲を身につけて再び三役復帰を図りたい。
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○小結


琴勇輝
2勝13敗
4点

先場所は、初関脇の場所で7勝と善戦したものの、今場所は初日からの9連敗を含む13敗という大負けの場所となってしまった。
古傷の膝の調子が思わしくないのか、得意の突き押しに威力がなくいなされると簡単に手を付いてしまう場面が何度も見られた。
突き押しに特化した相撲スタイルだけに、それを支える足、特に膝の状態が成績に直結してしまうのは大きな弱点だ。
巡業を休んででも、膝周りの筋肉を鍛えて体調万全の状態で秋場所を迎えたい。

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高安
11勝4敗
8.5点

ここまでの活躍をするとは思っていなかった。一時は稀勢の里関と優勝争いの首位に位置するなど、非常に充実した場所となったのではないだろうか。
しかしあえて苦言を述べるならば、優勝を狙える位置につけて緊張したのか相撲が固くなり終盤戦で連敗するなど、まだまだ経験値が足りないことを露呈した場所ともなった。
しかし直近2場所で20勝を挙げたことにより、来場所13勝を挙げれば大関昇進すら視野に入ってきた。
来場所は関脇となることが確定的であり、かなり警戒されることになるが今場所の好調を維持して来場所も優勝争いに絡んでほしい。


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優勝を決めた、日馬富士関。小結の地位で11勝を挙げた高安関が好評価となった。
一方、白鵬関が優勝争いからあっさりと脱落したことや、鶴竜関、琴奨菊関らが休場するなど上位陣でも明暗がくっきり分かれた結果となった。

特に、注目したいのが田子の浦勢であり稀勢の里関、高安関がそろって活躍するなど充実の場所となった。
来場所稀勢の里関の綱取りと密かに高安関の大関昇進をかけた場所となる。
来場所も両者が活躍できるか非常に楽しみだ。
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稀勢の里関の綱取りで注目された熱い夏場所も、過ぎて見れば横綱日馬富士関の優勝と新味に欠ける結果となった。
しかしその中でも、高安関や宝富士関が優勝争いに絡むなど見どころのある場所となった。
来場所も、各力士たちの熱戦を期待したい。

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