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偉業を成し遂げるためには当たり前を積み重ねることなのだ。大横綱千代の富士の言葉は、我々一般人の胸にも響くものでがある。



すでに、夏場所も終わり世の中はリオオリンピックに湧いている。
私自身、リオオリンピックの多くの競技をTV観戦し、ネットでも多くのスポーツ記事を読んでいるのだが、
読み漁った記事の中で、先日逝去された昭和を代表する大横綱千代の富士の記事が目に止まった。
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皆さんは、8月4日にwebスポルティーバ に掲載された、
千代の富士からの伝言「なぜ出稽古で強い力士の胸を借りないのか」
という記事をご覧になっただろうか?

千代の富士が如何にして、大横綱たり得る強さを手に入れたかに焦点を当てた素晴らしい記事だった。
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要約すると、千代の富士は、弱い自分に打ち克つには稽古しか方法がなく、本場所で自分を倒した強い相手と出稽古に行って戦い自分を磨くことこそ強くなるために必要な事であると考えており、
そして、なぜ強くなるために必要な当たり前のことができないのか?という疑問を横綱になり得る素地を持ちながら、たびたび白鵬関に敗れもう一皮剥け切れない稀勢の里関に向けての叱咤に変えて記事は結ばれている。

稀勢の里関への厳しい言葉は、白鵬関の1極時代を許してしまっている現役力士全てに向けての言葉であるが、とくに稀勢の里関にはそれこそ大関に上がった頃から出稽古を行い強い相手と稽古することを勧めている。弱さを克服してほしいという願いが込められているのだろう。
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腰高で不安定な下半身。横綱相手になかなか勝てない勝負弱さ。これらは、何年も前から指摘され続けている稀勢の里関の弱点だ。
誰にも負けたくない、勝ち続けたいと本気で望むのならば、これらのウィークポイントはそれこそなんとしてでも修正すべき点であるのだが、いまだに修正できていないところを見ると物足りなさを感じてしまう。

横綱千代の富士は、脱臼癖を直すために1日500回の腕立て伏せとウェイトトレーニングを敢行し、前述した記事にも触れられていたように苦手力士を克服するために出稽古を行い猛練習を積んだという。
地道で嫌になるような反復と痛みを伴う作業であるが、強くなるために絶対に必要なことと考え耐え抜いたのだ。

勝利への渇望の違い。
この点が、稀勢の里関に限らず横綱になりきれない大勢の力士と大横綱とを決定的に分ける差なのだろう。
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千代の富士とて初めから順風満帆の相撲人生ではなかった。小さい身体に脱臼癖。むしろ相撲取りとして弱点となるハンディキャップを持っていた。1有望力士のままで終わってしまう可能性もあったのだ。
しかし、自分を省みて一つ一つ地道に努力することで己に打ち克ち、その結果多くの素晴らしい記録を打ち立てたのだ。
まさに、1青年であった秋元貢氏が当たり前を積み重ねることで不世出の横綱千代の富士となり得たのである。


千代の富士の生き方や言葉は、当たり前を積み上げることが、人間を偉業と呼べる業績を生むほどの位置まで連れて行くのだということを我々に教えてくれる。
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人間は、弱い生き物だ。
何度自分を叱咤しても弱い方に流れて行ってしまう。
だが、何か成し遂げたいことがあるならば気が遠くなるほどの「当たり前」を積み重ねていかなければならない。
大抵の人間はそのことを理解している。
ただ、理解してもなお多くの人間が積み重ねる作業に耐え切れず、求めた物を手にできず人生を終えていくのだろう。
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「強くなるために、当たり前のことをしなくてはならない」

大横綱千代の富士の言葉は、稀勢の里関と現役力士達への叱咤だった。

多くの力士がその言葉を胸に刻んで精進してほしいと望むが、
我々一般の人間も、それぞれの目標に近づくために努力を積み重ねた千代の富士の生き方に習いたいものだ。




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