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2016年名古屋場所各力士を採点してみよう~前頭中位編~



前回名古屋場所の幕内下位を採点してみたが、現在貴ノ岩関が最高評価となっている。

今回は幕内中位を採点しようと思う。早速見てみよう。

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○前頭5枚目

正代
9勝6敗
7.5点

13日目終了時点で採点したのなら8点以上がついただろう。先場所上位の壁を超えられず、負け越しとなった反省を生かせるなど、修正能力の高さを窺わせる。
ただ、2桁勝ち星を狙えるほどの勢いを見せていたが、最終盤の2日間で栃煌山関、栃ノ心関という番付を上げるために勝たなければいけない相手に良いところなく敗れた事が印象を悪くした。
2大関を真っ向勝負の相撲で勝利するなど器の大きさを感じさせる点は大きな魅力だ。

嘉風
10勝5敗
8点
先場所躍進した頃の、力強さが戻った印象だ。今年の初場所で大関昇進も現実味を帯びていたが、その後2場所はらしく無い淡白な相撲で敗れるなど停滞の時期に入っていた。
それだけに3場所振りの充実の内容で勝ち越せたことは非常に価値がある。納得の殊勲賞受賞である。
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○前頭6枚目

碧山
8勝7敗
7点

去年の秋場所から5場所連続で負け越し、今場所も初日から3連敗で調子は良いとは言い難かった。しかしそこから5連勝と調子を上げ久しぶりの勝ち越しとなった。しかも、一時は優勝争いに絡んだ宝富士関、高安関ら好調力士を得意の突き押しで撃破するなど本来の相撲が戻ってきている様子だ。来場所は、持ち前の上位キラーぶりを発揮してもらいたい。

遠藤
3勝12敗
3点

序盤戦の動きは決して悪くなかったが、初日が出ないことで調子を落としていった。加えて古傷の膝の怪我も悪化させるとほとんど相撲が取れない状態となり、見ていて痛々しいほどだった。
将来を嘱望された大器が今は見る影もないほどだ。
先場所幕内下位で11勝を上げ復活を予感させたが、6枚目となり対戦相手の当たりも厳しくなるとやはり戦える身体ではないのだろう。
本人は否定するが、休場して怪我を癒し上位陣と戦っても耐えられる身体を取り戻さなくては三役以上を望めそうにない。
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○前頭7枚目

逸ノ城
9勝6敗
5.5点
体調とモチベーションを維持できれば、上位戦がないこの番付で2桁近い勝利を挙げられるのはすでにわかっている。
それほど、身体に恵まれた力士だが、他の力士が羨む能力を未だに持て余している印象が感じられるため平均点以下の評価となった。

来場所は前回跳ね返された上位挑戦の場所となる。
差し身が良くなるなど少しづつ丁寧な相撲を取ろうという意志は感じられるので、積み重ねた事がしっかり出るか注目したい。


大翔丸
7勝8敗
6.5点
負け越しはしたものの、勢関や妙義龍関ら実力者を下すなど、着実に自力を付けてきた印象を受ける。
追手川部屋3羽ガラスの中で、現在最も充実しているといってよいだろう。
来場所も得意の突き押しでのびのびと相撲をとって欲しいものだ。

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○前頭8枚目

千代鳳
9勝6敗
6.5点

今場所を含め、3場所連続勝ち越すなど上位戦が組まれない番付にいればほぼ勝ち越せる実力を持っている。
しかし、番付が上がると星を挙げられないのがこの人の課題だろう。

非常に強い足腰をしており、容易にはたかれても落ちない防御力の高さは大きな武器だが、上位陣にそれだけでは通用しない。
今場所は得意の突き押しではなく、立ち合いからまわしを引く四つ相撲も様になってきたように感じる。
自分の型となる攻めの形ができれば三役定着も夢ではないだろう。
ただ、立ち合いで体をしきりに動かすのは相手が呼吸を合わせずらそうに見えるので、改善してほしい。



豪風
6勝9敗
5.5点

今場所負け越しとなったが、今年に入ってから負け越しと勝ち越しを繰り返している状況だ
幕内下位の力士となら勝ち越せる力はあるが、番付を少し上げて対戦相手が少しでも強くなると途端に勝ち星が減ってしまう。
幕内最年長という事で、力は落ちつつあるのは否定できないが、何より気持ちの問題も大きい。
以前は必ずしっかり当たってから叩いていたが、今場所終盤までただ叩いているだけで呼び込む相撲が多く見られた。
体への負担が大きいが、強みである当たってからの叩きを徹底すべきだろう

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○前頭9枚目

千代の国
8勝5敗2休
7.5点

久しぶりの幕内での相撲で、すがすがしい活躍を見せてくれた。
序盤戦は幕内の土俵がしっくりこなかったのか、黒星が先行するが、そこから逸ノ城関や嘉風関ら三役経験者をなぎ倒して6連勝をあげる活躍は目を見張るものがあった。
調子を上げてきただけに、12日目に荒鷲関との対戦で肩を脱臼してしまい休場となったのは残念だった。
しかし、再入幕の場所をしっかり勝ち越せたことで大きな自信を得られたのではないだろうか?
来場所も好調を維持して戦ってもらいたい。


蒼国来
6勝9敗
4.5点

調子は悪くなさそうだったが、途中立ち合いが合わない相撲が何番か続いたことで流れに乗れなかったように感じた。
ただ、今年の初場所でも4度の立ち合いでやっと成立するなど、相手と呼吸を合わせず両手をしっかり付かない仕切りの所作は見苦しさを覚える。
持ち前の腕力で、吊り技を見せるなど魅力のある相撲を取れる力士だけに、立ち合いも魅せる仕切りを心がけてほしい。

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前頭中位の採点は以上の様になった。
殊勲賞を獲得した、嘉風関が好評価となった一方で期待されながら停滞が続く遠藤関や逸ノ城関には厳しめに評価を付けさせてもらった。
ぜひ、来場所は高得点を付けさせてもらいたい。


次回は、前頭上位を採点を行いたいと思う。



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Author:momiji
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・相撲ポイント
15日間の幕内力士の相撲を最高点10点最低点0点で採点

6点・・・特筆すべき内容がない勝利
5点・・・特筆すべき内容がない敗北
※不戦勝は6点

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