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稀勢の里流「後の先」とあり得ない白鵬関のばたつき。黄金カードは理解不能な内容で決着した。〜2016年名古屋場所14日目〜




期待していた取り組みが納得できない内容で終えると、受け入れるまで時間がかかるものだ。

その取り組みとは、14日目の白鵬関と稀勢の里の結びの1番である。


毎場所注目される黄金カードであるが、今回は理解不能な相撲内容だった。


立ち合い、稀勢の里関がつっかける形で不成立となった
しかし、これは相手と呼吸を合わせずに立ったわけではなく、むしろ白鵬関に迷いがあるのか、上手く手を付けなかった様に感じられた。

そして、2度目の立ち合いで今度は稀勢の里関が立ち遅れる。
ただ、これは白鵬関が何か仕掛けてくることを警戒してよく見たためであり、ある種相手が動いてから行動する「後の先」と理解できる。
立ち遅れのため決定的に不利になったのだが。


そして、理解不能な状況はここから始まる。
稀勢の里関が立ち遅れたことで、土俵際まで相手を運んだ白鵬関は、後は廻しを引いて土俵の外に相手を出すだけで勝利を掴めたはずだったが何を慌てたのか廻しも引かず、腰高のまま押し切ろうとしたのだ

詰めを誤らない横綱らしからぬ雑な攻め見せた結果、稀勢の里関に逆転の突き落としを喰らいまさかの黒星となった。


右足の親指の怪我により、満足な取り組みができない状況で想定以上に有利展開になったため勝負を決めようと慌ててしまったのだろうか?

兎にも角にも、熱戦が期待された1番は慎重過ぎた稀勢の里関の立ち合いにも関わらず、それを仕留められない白鵬関という締まらない内容で幕を閉じた。

この結果、日馬富士関が2敗で首位を維持し星の差一つで稀勢の里関と貴ノ岩関が追う展開となった。


現時点で、優勝に最も近いのは日馬富士関だ。
この日は、取り直しの相撲となり集中力を持続させるのが難しい状況となったが、素晴らしい相撲で豪栄道関を投げ飛ばし調子の良さを窺わせた。

千秋楽の対戦相手である白鵬関の調子が上向かず、賜杯を手にするために殺気立つ程の闘志を見せる戦闘モードになりきれない現状では、日馬富士関の優勝は揺るがないだろう。


稀勢の里関は、白鵬関相手に冷静さを見せたものの、綱取り継続に求められる内容の伴った勝利を収めることはできなかった。

千秋楽は勝ち越しをかける豪栄道関との対戦になる。
なりふり構わずに勝利を目指すことが予想されるため、特に立ち合いを慎重に行わなければならないが、立ち遅れては敗北を喫する可能性もある。
横綱級の力があることを知らしめる様な会心の勝利を期待したい。

様々なドラマを生んだ名古屋場所も最終日を迎える。
このまますんなり優勝が決まるのか、それとも波乱があるのか?
千秋楽を目一杯楽しみたいと思う。

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