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琴奨菊関が連敗。相撲に必要なのは継続した強さだと考えさせられる。~2016年名古屋場所2日目~


名古屋場所も2日目が終わった。
この日も満員御礼が出る活況ぶりだが、いつも以上に熱い場所となっていると感じられる。
綱取りの稀勢の里関の存在がファンのボルテージをさらに上昇させているのだろうか?
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さて注目の稀勢の里関は、新関脇魁聖関との一番となった。

腰の重い相手だけに、やや勝負に時間がかかったが、両まわしを引いてつり出す危なげない相撲で勝利した。

対する横綱勢も、落ち着いて勝利を収め初日から連勝となった。
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先場所屈辱にまみれた照ノ富士関も連勝で復調の兆しを見せた。
妙義龍関にもろ差しで土俵際まで追い込まれ、万事休すの状態だったが右膝一本で耐えしのぎ逆転勝利を収めた。

膝の状態が悪い時には土俵際でほとんど粘れていなかったが、強い足腰が戻ってきている様子だ。
長らく低迷していたが、これは今場所いよいよ期待して良いかもしれない。
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さて、そんな上位陣の中で2敗と出遅れてしまったのが琴奨菊関だ。

この日対戦した高安関が良かったということに尽きるが、
立ち合いで有利な体勢が作れず足が揃ったところを突き落とされて、敗北となった。

いつもの負けパターンだが、好調時の琴奨菊関ならば、それこそ優勝した時の状態だったなら、
もっと立ち合いで低く強く当たっていただろう。そして、一気に土俵際まで運んだはずだ。

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この結果を受けて、
やはり初場所の優勝はまぐれだったと揶揄する意見もネットで見られる。
思うに琴奨菊関は、その立ち合いに象徴されるように瞬発力に長けた力士であるが、
継続して力を出すことは苦手な力士なのだろう。

その証拠に、歴代最強大関になりつつある稀勢の里関よりも早く大関に上がり、賜杯も抱いている。
しかし場所前の稽古での10番15番という申し合いでは、ほぼ稀勢の里関に勝ち越すことができない。

強い時は優勝もするが、継続してその力を出せないため
クンロク、ハチナナ大関というありがたくない評価が定着しつつあるのだ。

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この部分を払しょくできなければ、綱を張るのは難しいだろうが、
もしかすると、その爆発力で横綱の地位には就けるかもしれない。
春場所では、綱取りに失敗したものの2場所連続で瞬発力を発揮して優勝できれば
横綱になる事が出来るからだ。

しかし、そうなればむしろ琴奨菊関には不幸なことだ。


なぜなら、継続的に強さを発揮できない現状のまま横綱となれば成績不振による引退を勧告されるという
結末になりかねない。
地位が人を作るという事で、常に優勝争いに絡むような力士になる可能性もなくはないが
現在の立ち合いの出来が勝敗を左右し過ぎてしまう戦い方では、それを望むのも厳しいだろう。

瞬発力は現役力士の中で、屈指といえるだけに継続して好調をキープし戦う術を身につければ
全く違う力士人生が拓けるだけに、さらなる精進を心がけてほしい。
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今場所は、2日間で連敗してしまったことで厳しい戦いになることが予想される。
まだ上位戦6番を残していることから、調子が上がっていない今の状態を考えれば
おそらく1,2番勝てれば御の字で、6番落すことも考えられるからだ。
となると、今場所は勝ち越す事を目標とした精神的にヒリつく場所という事になる。

ここはひとつ、持ち前の瞬発力を見せて優勝争いに絡むような巻き返しを見せてほしいものだが。
結果は如何に?

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