記事一覧

名古屋場所は照ノ富士関の巻き返しに期待したい


白鵬関の37度目の優勝で幕を閉じた夏場所からおよそ2ヶ月。
いよいよ7月10日から2016年名古屋場所が開催される。

名古屋場所で最も注目されるのは、優勝こそならなかったものの、
夏場所を13勝で終え
引き続き綱取り挑戦を継続する稀勢の里関だろう。

春場所、夏場所と横綱の壁に阻まれ優勝を逃しただけに今場所こそ賜杯を抱く姿を見たいファンも多いだろう。

また、13番勝てば通算勝ち星1000勝の大台に乗る白鵬関にも注目が集まる。
夏場所を全勝したことで29まで伸ばした連続勝利数もどこまで伸ばせるのか大いに注目が集まるだろう。


ただ私は先に挙げた内容以外に、名古屋場所で注目していることがある。
もはや本場所開催前に必ず語っているのだが、次世代を担う若手が優勝争いに絡むような活躍を見たいのだ。

横綱3名はすでに30代であり、大関稀勢の里関も30歳になろうとしている。
賭博問題などで低迷した人気を、
現在の満員御礼が当たり前と言うところまで復活させた立役者達もすでにベテランの域に達しているのだ
相撲人気の継続と更なる発展を考えるならば、新しいスターの登場が必要不可欠なのだが、現役力士の中で誰が台頭して来るのだろうか?


数多くいる若手力士の中で、角界の看板となれるのは、照ノ富士関だと私は考えている。

昨年関脇の地位で初優勝を収めており若手の中では実績ナンバーワンである。事実一時期は間違いなく横綱の最有力候補だった。

しかし膝の大怪我に端を発した怪我との闘いは、今だ暗い影を落としており本来の調子を取り戻せていない。
怪我に苦しむ姿は、同じように横綱候補として注目されたが、怪我に泣き綱を張ることができなかった、元大関把瑠都と重なって見えてしまう。


事実、怪我の影響で夏場所は大関在位者のワーストタイ記録の13連敗を喫してしまった。
相撲内容も
「見に来てくれたお客に対して失礼」
とまで酷評され、このまま怪我を克服できず、早くに相撲人生を終える可能性も否定できないほどの惨憺たる結果となった。
今後の相撲界を背負って立つ看板力士になり得ないのではないかと思う方も多いだろう。


しかし、私は照ノ富士関が先場所ただ無為に土俵に上がって負けていたとは思えない。
照ノ富士関は優勝経験を持つ実力者だ。
若手とはいえ、経験値も非常に高い。
周りから言われなくても、自分の状態は充分わかっていたはずだ。
それでも、相撲が取れない状態で土俵に立ち続けたのは、
大関としての務めを果たしたいという敢闘精神だけではなく、本場所の土俵でしか掴めない何かを必死に求めたからではないだろうか?

つまり、順風満帆だった相撲人生を変えてしまった膝の負傷の深刻さを真正面から受け止めて、
その上で勝つためにどう戦うかを必死に模索していたと考えられる。

付け加えるなら、腕力を活かして大きく強引な投げを打つ相撲ではなく、廻しをしっかり引いてコンパクトに緻密に攻める相撲を取るために、夏場所を鍛錬の場としたのではないだろうか?


勝つために、簡単に変化を選べるしたたかさと度胸を合わせ持つこの大関ならば、そんな大胆な試みを行ったとしても何ら不思議ではない。
照ノ富士関はそれだけの器の持ち主だと私には思えるのだ。


照ノ富士関が何かを得ることができたかは名古屋場所の相撲内容ではっきりするだろう。

夏場所の相撲を批判した好角家達を驚かす内容を見せることができれば、怪我と付き合いながら戦う術を得たと言うことになる。
それは今後怪我をしづらくなる相撲をコンスタントに取り続けられるということにも繋がり、
まさに怪我の功名ということになるだろう。


名古屋場所ではカド番脱出などとは言わず
次世代のスター候補として、是非とも優勝を目指して欲しい。



スポンサーリンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

momiji

Author:momiji
相撲に関わる色々なランキングを作成しております。

・相撲ポイント
15日間の幕内力士の相撲を最高点10点最低点0点で採点

6点・・・特筆すべき内容がない勝利
5点・・・特筆すべき内容がない敗北
※不戦勝は6点

カテゴリ欄の「2017年各場所ランキング」から素早く確認できます

スポンサードリンク