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大相撲を制した稀勢の里関。ギアを上げてきた白鵬関。後半戦どんな展開が待っているだろうか?〜2016年夏場所10日目〜


まさにお互いの力を出し尽くした1番となった稀勢の里関と琴奨菊関の大関対決は、熱戦の末稀勢の里関に軍配が上がった。


立ち合いは馬力で勝る琴奨菊関が優位な体勢を作ったが、稀勢の里関もすかさず左をおっつけて組み止める。

動きが止まり、稀勢の里関が上手に手をかけ万全になりかけたが、琴奨菊関がすぐに上手を切り一気の寄りで土俵際まで追い詰める。

がぶる琴奨菊関に対し、何とか堪えて窮地を脱しようとする稀勢の里関。

しかし、攻めが鋭い琴奨菊関は土俵際で凌ごうとする稀勢の里関にさらに圧力をかけ、そこから必殺のすくい投げを打つ。

何人もの力士を倒してきた、がぶってからの投げという黄金パターンで勝負ありかと思われたが、
稀勢の里関はそれも耐える。

そして、投げを打って半身になった琴奨菊関に逆襲の寄りを見せる稀勢の里関に琴奨菊関の膝が崩れ勝負あった。

立ち合いから決着まで30秒にも満たない時間だったが、お互いの力が遺憾無く発揮された素晴らしい取り組みだった。


取り組み後、稀勢の里は相手の動きはわかっており、まだ余裕はあったと答えていた。
確かに、土俵際がぶられながらも突き落とし気味に相手を振る余裕があり、投げを打たれた際もほとんど崩されず反撃することができたことを考えると、
見ている側が考えているほどの接戦ではなかったのかもしれない。

大舞台になるとナーバスになり力を出し切れなかった今までの大関の姿を考えると、何とも頼もしい限りだ。


さて、難敵を退けた稀勢の里の相撲を見届けた全勝中の白鵬関も素晴らしい相撲を見せた。


怪我に苦しむ、照ノ富士関の立ち合いの張り差しにかち上げこそ空を切ったが、そこから不安のある右肘を差し込み、万全の寄りで決着をつけた。
右を差してから寄り切るまでのダイナミックでスピーディーな攻めは、先場所後半戦に見せた素晴らしい内容と重なる。調子をしっかりと上げてきている。

また、モンゴル出身の同胞に手心を加えがちなところがある白鵬関が、他の力士に見せる強烈なかち上げを立ち合いで見せたことに驚かされた。

幕内最高優勝を絶対に勝ち取るという執念にも似た気合の充実を感じる。

先場所同様、後半戦に向けてさらにギアを上げて行くだろう。


白鵬関と稀勢の里関の一騎打ちが鮮明になった今場所。
11日目は、白鵬関は琴奨菊関戦が組まれ、稀勢の里関は勢関との1番が組まれた。

どちらも合口の良い相手で順当に戦えば勝てるはずだが、疲労が蓄積してくる後半戦だけに、何が起こるかわからない。

個人的には、必勝のかち上げを行なう横綱の立ち合いを琴奨菊関がどのように立ち向かうのかを楽しみにしている。


11日目もエキサイティングな相撲が待っていそうだ。

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