記事一覧

3連敗の照ノ富士関。有望力士が怪我で伸び悩む姿は見たくないものだ。~2016年夏場所5日目~



さて、夏場所は早くも前半戦を終了したが、上位陣も徐々に好不調の影響が勝ち星に現れてきた。
 <br>


先場所好調だった力士は今場所も良い状態をキープしているようだ。

一挙手一投足を注目される白鵬関は、魁聖関を破り
綱取りを目指す稀勢の里関は、合い四つの宝富士関を落ち着いて退けた。
そして豪栄道関も立ち合いからの速攻相撲で正代関を圧倒した。

そんな中、少し前まで横綱候補の筆頭と目されていた照ノ富士関の前に暗雲が垂れ込めている。
この日も敗れ、なんと3連敗を喫してしまったので。
上位戦を5番残した段階で既に3敗ということを考えると、
上位戦まで全勝で進み大関横綱のうち1人から勝ち星を奪わなくてはならない。

先場所始めてのカド番を経験したが、その時は琴奨菊関との1番を変化で勝利しからくも大関の地位を守った。
ただ、今場所は事情が違う。先場所以上に膝の怪我の状態が深刻なようだ。
 <br>



照ノ富士関の強みは大きく重い身体を活かした堅牢な相撲である。
地に根を張っているかのような安定した足腰で、好機を落ち着いて待つスタイルだが
膝の怪我により足に体重を乗せられず、しっかり相手を受け止めることができない。

前日の勢関戦、そして5日目の妙義龍関戦と以前ならしっかりと耐えられていた場面で、
あっさりと土俵を割ってしまっている。

加えて怪我のため十分な稽古を積めていないため、動きが悪く相撲勘も鈍っている様子だ。

活路がほとんどない現状を冷静に受け止めるなら、怪我を癒すことを最優先し休場すべきだろう。
 <br>




照ノ富士関は、敢闘精神溢れる力士だ。
昨年の秋場所千秋楽、膝の怪我は重症だったが、それをおして鶴竜関とのー番に臨み勝利した。
それだけに、春場所に続いて休場するのは不本意だろう。

ただ、同世代のライバルであった遠藤関が、大けがをした後も休場せずに無理をしたことがたたり、いまだに怪我を克服できずにいる
まさに、今の照ノ富士関は同じ状態にある。

今無理をしてしまえばそれこそこの先の相撲人生をずっと怪我との戦いに費やすことになってしまいかねない。

 <br>


今場所休場して来場所復帰すれば、カド番となるが大関の地位は維持できる。
もっと入念にけがの治癒を望むなら、今場所と来場所も休んで復帰の場所を関脇として臨み
10勝挙げれば良いのだ。
大関の地位陥落直後に10勝を挙げるのはそう簡単でないのだが。
 <br>



1年前に優勝した時は、横綱の地位に就くのも時間の問題と思われていただけに
現在の状況を受け入れるのはつらいだろう。
だが、照ノ富士関は横綱の地位を狙える器の持ち主だ。

休場による、大関からの陥落があったとしても綱を張るための必要な
回り道になるはずだ。
 <br>



角界を引っ張る白鵬関もすでに31歳になる。
ここから5~10年と相撲を続けられるとは思えない。
であれば、その後の相撲界を引っ張っていくポテンシャルを持つ照ノ富士関にけがで終わってしまうわけにはいかないのだ。

これからの相撲界のためにも、賢明な判断を選択してくれる事を願っている。

スポンサーリンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

momiji

Author:momiji
相撲に関わる色々なランキングを作成しております。

・相撲ポイント
15日間の幕内力士の相撲を最高点10点最低点0点で採点

6点・・・特筆すべき内容がない勝利
5点・・・特筆すべき内容がない敗北
※不戦勝は6点

カテゴリ欄の「2017年各場所ランキング」から素早く確認できます

スポンサードリンク