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2016年春場所各力士を採点してみよう〜三役・横綱編〜


前回前々回と春場所の前頭力士の採点を行った。
今回は三役横綱を採点してみたいと思う。


日馬富士9勝6敗
4.5点
横綱として、成績内容共に落第点と評価しなくてはならない。
それだけ膝の怪我は重症だったのだろう。
明らかに怪我をかばって敗北する場面も見受けられた。
ただ、その中でも自身がライバルと評する稀勢の里関を苦しみながらも破り、
惨めな敗北となってしまった白鵬関との一番でも、怪我を抱えた状態で勝ちに行く最善手である
立ち合いからの速攻を見せるなど、勝利への執念は十分に感じることができた。
来場所までに怪我を治して、活躍して欲しい。


白鵬14勝1敗
7.5点
初日黒星、中盤戦までの荒ぶる相撲など褒められない内容は確かにあった。
しかし、衰えが目立ち始めた中で後半戦に見せた気合十分の相撲は称賛に値する。
4場所ぶりの優勝で喜びもひとしおだろう。
常に全盛期の強さを求められ、少しでも負ければ批判されるという重圧のかかる状況だが、第一人者として他の力士を引っ張る相撲を続けて欲しい。


鶴竜10勝5敗
4.5点
番付が下の豪栄道関に何もできずに敗れ、稀勢の里関にも詰めを誤り逆転負けを喫した。
正直今場所はいいところがなく、空気の様に存在感がなかった。
玄人受けは良いが地味な力士だけに、勝たなければ注目されない。
横綱として常に優勝を争い、大相撲を盛り上げる一翼を担ってもらいたい。


琴奨菊8勝7敗
4点
稀勢の里関との1番までは、先場所の勢いを持続して連続優勝が実現するかと思わせる相撲を見せていた。
ただ、その稀勢の里関に変化で敗れると、張り詰めていた糸が切れてしまったのか
覇気のない相撲で何とか勝ち越すのが精一杯のいつもの姿に戻ってしまった。
先場所の優勝で、最高のコンディションならば賜杯を掴める事は実感できたはずだ。
綱取り失敗で、いつも以上に静かな環境で来場所の準備が出来るだろう。
心と身体を整えて、来場所に臨みたい。


稀勢の里13勝2敗
6.5点
最後まで優勝に絡む事ができたのは、素晴らしかった。
自力を出すことができれば賜杯にも手が届く位置にいることを、証明して見せた事は評価できる。
しかし、3横綱との勝負所の取り組みで精神的な弱さを見せてしまう弱点を相変わらず克服できずにいる。
強いハートをものにするには優勝のプレッシャーを常に感じ続けて、それに慣れるしかないだろう。
来場所以降も取りこぼしをせずに、常に優勝争いの先頭を走って、重圧に打ち克つ術を覚えて欲しい。


豪栄道12勝3敗
8点
大関に上がってから低迷が続いていたが、怪我が癒えてきた今場所は本来の力を出せたということなのだろう。
鶴竜関を破った相撲、立ち合いから低い姿勢で相手の懐に潜り込みそのまま押し出す速攻相撲、これこそ目指すべき形だろう。
ただその反応の良さ故に、叩きで呼び込んでしまう場面があった。
身体は大きく無いので、受けにまわると脆くあっさりと負けかねない。常に攻めの姿勢を意識して相撲を取りたい。


照ノ富士8勝7敗
4点
膝と肘の怪我が完治しない状態で初のカド番を勝ち越したことは評価すべきかも知れない。
ただ、将来の横綱候補としては停滞していた場所と言わざる負えない。
怪我の原因にもなった、強引な投げを打つ戦い方も相変わらずで進歩が見られない。
怪我を生みづらい相撲を覚えなければ、おそらく横綱昇進は叶わないだろう。


嘉風4勝11敗
4点
日馬富士関、照ノ富士関と横綱大関に土を付けたものの、両力士共に怪我で状態が悪かったため大きく評価を上げるには至らない。
今場所は、怪我を抱えていたのか足腰に安定感がなく
そのため、立ち合いの鋭い当たりを生む出足と好調時の上半身と連動した足の運びも見られなかった。
ただ、白鵬関の荒い張り手に血だるまになりながらも
正面から向かっていく敢闘精神は素晴らしかった。


豊ノ島3勝12敗
3.5点
場所前の怪我の影響が思った以上に出てしまった様だ。
先場所の活躍が嘘のような、呆気ない相撲の連続で、見せ場は琴奨菊関を追い詰めた1番ぐらいか?
持ち味の柔らかい相撲を活かすためにも、怪我の完治に努めたい


栃煌山4勝11敗
3.5点
調整に失敗したのか、大関横綱戦に全て破れ実力を発揮できなかった。
白鵬関の肘打ち気味のかち上げを食らったことで、それ以降の相撲にも影響が出ていたのは運が悪かったが、
それでもわずか4勝という結果の言い訳にはならない。
次の大関候補として常に名前が挙がっていたが、今場所の結果で白紙に戻った。
来場所は巻き返しを図りたい。


宝富士6勝9敗
5点
初日に白鵬関を破ったことから今場所の台風の目になるかと思われたが、他の大関横綱にはいいところなく敗北となった。
左差しの形を作れば上位陣にも通用するが、相当警戒されているため得意な形には容易に組ませてもらえない。
立ち合いの出足を強化するなど、自分の形を作るためのさらなる強化が必要だ。


いかがだっただろうか?
上位陣でトップの得点は期待の低かった豪栄道関となった。
白鵬関や稀勢の里関は、自力を出せば優勝、準優勝を常に狙える実力を持つだけに厳しく採点させてもらった。

来場所は関取衆がどの様な相撲を見せてくれるのか?
今から楽しみだ。

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※不戦勝は6点

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