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琴奨菊関、稀勢の里関が共に勝利を収める。9日目、大関同士の大一番はどちらが制するのか?〜2016年春場所8日目〜


8日目、全勝で優勝争いをリードする稀勢の里関、綱取りを目指す琴奨菊関が共に勝利を収めた。


稀勢の里関は勢関との全勝対決となったが、今場所光っている
立ち合いの踏み込みの強さと落ち着きで勢関を破り、唯一の中日勝ち越しとなった。

以前は立ち合いで、左差しの体勢を作ることに意識が行き過ぎたか
当たり勝てない場面があったが、
今場所は左はおっつけてから差すことで立ち合いの馬力を上手く活かせている。

また、何年も感じてきたであろう日本出身力士の優勝という重圧を、
不本意な形ではあるが解消された今場所は、落ち着いて相撲が取れているように見える。

状態は非常に良いだろう。


対する琴奨菊関は、栃煌山関を相手にもろ差しを許し、立ち合いから土俵際に運ぶ必勝パターンに持ち込むことができなかった。

以前の琴奨菊関であれば、出足を止めてられてしまうと、攻めあぐね投げを食らうか、押し込まれてあっさりと土俵を割るかという展開になっていただろう。

しかし、先場所あたりから組み止められた後も積極的に動き
体勢を良くしてから攻め直せる反発力が出てきた。

この日も、栃煌山関にもろ差しを許した後、自分から動いて揺さぶって少しずつ崩して、
最後は逆転で勝利を収めた。

隠岐の海関に敗れてから、一気に勝ち切る相撲が少なくなったが、逆転で勝利を収めて気を良くしている可能性もある。
状態は決して悪くないだろう。


そして迎える9日目の直接対決。
今場所の優勝の行方を大きく左右する一番となるが、勝敗を予想するのは非常に難しい。

両者共に体調は悪くない。

心理面を比べてみると、1敗しても優勝争いから脱落しない稀勢の里関が有利に見えるが、
唯一の全勝で優勝争いのトップに位置するだけに、この1番を意識し過ぎて気負いが生まれる可能性も否定できない。
勝負所で本来の力を発揮できない場面は今まで何度も見てきただけに
完全に有利と断言出来る状況では無いのだ。


負ければ優勝争いから大きく後退する状況の琴奨菊関だが、
先場所大きなプレッシャーを乗り越えて優勝している経験があるだけに
稀勢の里関より、落ち着いて取り組みを迎えられるかもしれない。

心理面もどちらが有利とも言いづらい五分の状態だ。


どちらが勝つかはわからないが、少なくとも言えることは、
この1番で得られる勝利は、単純な勝ち星以上に価値がある。
なぜなら、自分の取ってきた相撲に確信を持って後半戦を迎えることができるからだ。


中盤戦にして、大きな山場となる大関戦だが、
どのような結果を迎えるかしっかり見届けたいと思う。

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