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大砂嵐関が十両で格の違いを見せつける。幕内最高優勝には絡まない力士達の戦い。〜2016年春場所7日目〜


7日目を終えて久しぶりに横綱大関安泰の1日となった。

その中でも琴奨菊関は、薄氷を踏む思いの勝利となった。
相手は、先場所苦杯を舐めさせられた豊ノ島関。

立ち合いから右を差させず相手の出足を受け止める。
そして、脇が甘い大関の弱点を突くもろ差しで一気に土俵際まで押し込んで行く。
ほぼ勝利を掴んでいた豊ノ島関だったが、ほとんど死に体だった琴奨菊関が驚異の粘りで狭い空間で上手い体捌きを見せ、
逆転勝利となった。

負けに等しい内容だっただけに、この勝利は大きな価値がある。
なくなりかけた綱取りを自力で繋げた事で、さらに勢いが増す可能性があるからだ。
琴奨菊関には、優勝を目指す相撲を期待したい。


さて、今回も幕内最高優勝には絡まないが注目したい力士がいる。
現在十両で7戦全勝の大砂嵐関である。

入幕当初は乱暴なかち上げが売りの荒っぽい相撲を取っていたが
経験を重ねるうち、荒さは残しつつも持ち前の身体能力を活かす相撲が形になり、
金星を3個獲得するほどの実力を付けるようになった。

番付も幕内筆頭まで上げ、3役昇進も間近と思われていたが、
膝の負傷により休場を余儀無くされ十両陥落となってしまった。


十両で迎える今場所は、膝の怪我も状態が良くなったのか
持ち前のパワフルな相撲が戻っている。
そして、幕内に上がることを強く意識して気合いの乗った相撲を取っている。
例えば、
幕内で取った新入幕の秋瀬山関との一番は、
立ち合いからの高速の張り手を3、4発食らわせて、相手をたじろがせた。
乱暴過ぎる嫌いはあるが
「俺こそが幕内で相撲を取るべき力士だ」とでも言いたげな気概を感じる。

そして、全勝で十両優勝を決めるという勝利への渇望を相撲から感じるのだ。

それは、
6日目荒鷲関との一番で、元幕内力士同士ハイレベルな巻き替えと投げが見られた相撲だったが、
普段は打たない左からの投げで勝利するなど、何をしてでも勝つという
意志の強さを感じる。


幕内で番付を上げていくに連れ、荒さが薄れ怖さも減っていただけに
今場所見せている野生的な荒さと勝利への渇望は、今後さらに大きく進化する前触れのように見える。

まずは十両でどこまで星を伸ばすのか?
大砂嵐関の取り組みに期待したい。

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・相撲ポイント
15日間の幕内力士の相撲を最高点10点最低点0点で採点

6点・・・特筆すべき内容がない勝利
5点・・・特筆すべき内容がない敗北
※不戦勝は6点

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