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若々しい相撲で活躍した嘉風関、来場所の活躍次第で大関昇進が見えてくる


新年を迎え、いよいよ初場所開催が近づいてきた。

10日の初日に向けて
個人的に注目している力士をピックアップしたい。

まず取り上げたいのは、嘉風関だ。
昨年の活躍は目覚ましかった。
年間勝ち星は、白鵬関、照ノ富士関、稀勢の里関に次ぐ、54個で第四位である。
休場力士が多かったとはいえ、横綱大関に割り込んでの4位は見事としか言いようがない。

また、特に秋場所は殊勲賞・技能賞・金星2個の結果が物語る通り、縦横無尽の活躍だった。
怪我で本調子でなかったとはいえ、白鵬関を破っての金星は特筆に値するだろう。

勝ち星を挙げられるようになった理由は、複数あるだろうが大きな要因は、本人がインタビューなどで答えている通り精神面の変化だ。自分の力を出し切ることを第一に考えるように変わったという。


九州場所中、玉乃井親方が嘉風関について
「以前は、相手を見て相撲を取っていたが、自分から前に前に攻める相撲に変わった」
「力を出し切ると本人が言っている通りの戦い方になっている」
と評していた。元大関栃東の目から見ても、気持ちの変化が相撲に現れていることを認めていた。

確認してみたが、九州場所ではほぼすべての立ち合いで先に手をついている(大砂嵐関との一番は、苦手意識があるのか先に手をつかせている)
好調だった2015年より前の相撲を調べてみると、面白いことに相手が手をつくのを見てから立つ場面が現在より多く見られた。
相手がどのタイミングで立ち会うかは関係なく、自分の力を出すという心構えが立ち合いに表れているということだろう。

また、もう一つの要因として個人的に考えているのは
立ち合いの鋭さが、著しく増した事にある。立ち合いで低く突き刺さるような当りはその代名詞である日馬富士関を彷彿とさせる。立ち合いで有利な体勢を作り出すことによって持ち前の回転の良い突きや、俊敏性を活かすことができるようになり勝ち星を積み重ねられるようになったと考えられる。


新境地を切り開いた嘉風関は
5、7、9月場所を合計33勝を挙げた。大関昇進の条件を満たす成績である。
このままの勢いで、九州場所は10番以上勝つのではと予想していたが、結果はかろうじて勝ち越しとなる8勝止まりとなった。

かなり研究されている。九州場所を通して、私はそう感じた。それは、特に対戦力士への対応と研究に優れた白鵬関が変化を選び、安美錦関が立ち合いで張り差しを選択し鋭い当たりを回避したことからもうかがえる。

初場所は、西の関脇として臨むこととなりいよいよ大関取りも視界に入ってきたが、周りがしっかりと対策を練ってきたことを考えると、今後はコンスタントに2桁勝利をつかんでいくのはかなり困難な作業になってくる。嘉風関はさらに進化する必要がある。


ちなみに、最年長で大関に就いた記録は、琴光喜の31歳3か月だ。すでに嘉風関はその年齢を過ぎている。だが、初土俵から大関昇進までの所要場所最長記録は霧島の91場所である。嘉風関はまだ、71場所だ。単純比較は難しいが、あと20場所以内に大関に昇進することは前例がない訳ではないのだ。


嘉風包囲網はさらに厳しさを増すだろうが、果敢に大関取りを狙って欲しいと思う。
今後を占うという意味でも、初場所をもし2桁勝利することがあれば、今年中に大関昇進があると私は考えている。
関脇が活躍する場所は面白いという言葉がある通り、
嘉風関には初場所で大いに暴れて欲しい。

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