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結局はただの技術不足なのか?。不甲斐ない日本人3大関への処方箋。





題名の通り、九州場所も日本人大関陣は不甲斐ない結果に終わった。
優勝争いに絡むことが、大関としての責務であることを考えると、
落第点を付けざる負えない。
ただ、現在の相撲界を眺めみると優勝という結果こそ残せていないが
この3大関は決して弱い訳ではない。




豪栄道関は、持ち前の反射神経を活かした速攻相撲や、
相撲感の良さで不利な状況を覆すことができる切れ味鋭い投げを持っている。

琴奨菊関の立ち合いのパワーは素晴らしく、また得意のがぶり寄りは角界随一の破壊力だろう。

稀勢の里関の左のおっつけは白鵬関ですら体勢を崩すことができる必殺の武器であり、
左四つに組むことが出来ればほとんどの相手を倒すことができる。




彼らはその秀でた能力で番付上位に位置している。
それは誰もが認めるところだ。
ただ、その能力に頼りすぎるあまり
自分の型を作れないと上位陣はもとより、下の番付力士相手にも
あっさりと敗れる場面が多々ある。
これは、乱暴に言わせてもらうと自分の形に持ってゆく
技術の欠如に起因すると考えられる。

端的にいうと、脇が甘く差し合いに勝てないのだ。

九州場所でも、その事がはっきりわかる場面があった。




10日目 稀勢の里関は、豊ノ島関との一番で立ち合いから圧倒した。
そのまま丁寧に攻めれば勝てるところを、脇が甘く豊ノ島関に差し込まれ局面が不利になり敗れた。

11日目
豪栄道関は逸ノ城関との一番で、立会い鋭く当たり2本差すことに成功したが、
あっさり巻き替えを許し自分の体勢を作れず敗れた。

琴奨菊関は、鶴竜関との相撲で立ち合いこそ五分だったが、
脇が甘く簡単に右を差され転がされてしまった。




全てに共通するのは、脇が甘いという事であり
常に脇を固めるという基本技術が身についていないという事になる。

鶴竜関は、差し身が上手く巻き替えられるのも仕方がないが、
逸ノ城関の技術は決して高いわけではない。
言い方は悪いが、逸ノ城関相手に簡単に差し負けているようでは、
さらに技術が上の相手に勝ち星を積み上げていくのは難しいだろう。

もし琴奨菊関がしっかり脇を固めていたら、
少なくとも一方的に敗れる展開にはならなかったし
稀勢の里関もそれを意識していれば、豊ノ島関との一番制することができただろう。
そうなれば、翌日の白鵬関との大一番を気持ちよく迎えることができ
九州場所の展開がまったく変わっていた可能性は多いに考えられる。





繰り返しになるが、日本人3大関は弱くない。
ただ、現状の脇の甘さを残したままでは、体勢不利な状況で相撲を取る場面が減らないため
賜杯に手は届かないのではないかと感じてしまうのだ。

もし現状のままで優勝、さらに横綱を目指すのであれば、
自分の武器を圧倒的なまでにレベルアップしなくてはならない
突如他を圧倒する速攻相撲が覚醒し、2場所連続優勝で横綱の地位に就いた日馬富士関の様に。

圧倒的な武器の覚醒か、技術レベルの底上げかどちらが勝ちにつながるかはわからないが
少なくとも、来場所は何かしらの変化が見られる3大関の姿を期待したい。



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