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週刊新潮記事「モンゴル互助会」を否定できない自分がいる


■週刊新潮「白鵬灰色の10番」とモンゴル互助会の存在


12月7日に発売した週刊新潮の記事を読んだ方はいらっしゃるだろうか?

「貴乃花の停戦条件はモンゴル互助会殲滅」「白鵬灰色の10番」

と銘打たれた記事で
モンゴル人同士で星のやりとりを行うモンゴル互助会の存在を指摘している。

そして、今まで白鵬が行なった取り組みの中で
八百長があったと疑われる10番を取り上げていた。

日馬富士の暴行事件が盛んに取り上げられていることを受けて
それに絡んだモンゴル人力士達と
特に大きな批判を受けている白鵬を攻撃しようという意図があるようだ。


私は、当初この記事に目を通した際に

世間の白鵬バッシングに乗った根拠のない記事と考えた。

この記事を書いた人間は
あまり相撲を見ていないのだとも思った。

白鵬の性格を把握していないため、安易に八百長と解釈しているのだと。


しかし、
「白鵬の灰色の10番」に該当する取り組みを
再度動画で確認した後、
モンゴル互助会の存在があり得るのではと疑ってしまう自分がいた。


■白鵬は感情で相撲を取るところがある


「白鵬の灰色の10番」は

大まかに言うと


白鵬が
日馬富士、鶴竜、照ノ富士といったモンゴル人力士と戦う際に

八百長を行い、

わざと負けている事を指摘している。

ただ、私はこれは八百長ではなく、
白鵬の感情の問題であると考えている。


なぜなら
白鵬は、土俵上で感情に左右されやすい力士だからだ。

例えば、
特に人気力士との対戦の際に
時間前で相手に大きな声援が飛んだ場合
憂さを晴らすか様に、相手の顔面を狙ってかち上げを見舞う。

また、2016年名古屋場所14日目での稀勢の里では
立ち合いの呼吸が合わず不成立となると
「もういいやと思った」
と後に語ったように、投げやりな相撲を取って敗北している。

このように、白鵬は感情が勝負に影響しやすい力士なのだが
同時に非常に同郷意識も強いのである。

そのため、稀勢の里を相手に相撲を取る時の
殺気すら感じるほどの闘志を
モンゴル人力士には向けようとしない。

ちなみに、この傾向は
特に白鵬が優勝に絡まない場所で顕著に現れる。


記事の中で、
白鵬は、2015年九州場所14日目の照ノ富士戦で
八百長を行い負けた可能性があると指摘している。

ただ、これはその時7勝6敗で負け越す可能性のある
照ノ富士に本気で戦いづらい白鵬の気持ちが
如実に相撲に出てしまったのだ。

つまり、八百長ではなく、白鵬の性格上の問題であり、
いわゆる無気力相撲に近い。

無気力相撲は、相撲協会が根絶を目指し厳しく監視しているため
白鵬の姿勢は非難されても仕方がない。

ただ、これを八百長かと問われるならば、
完全に黒とは言い難いだろう。

私は、あくまでこれは白鵬の感情の問題だと考えている。


■白鵬は、強さを見せたものには寛容な相撲を見せる


白鵬は、
自分に優勝の可能性がない場合
同郷のモンゴル人力士に対しては
厳しい相撲を取らない性格である事は書き記した通りなのだが、

もう一つ
白鵬の特徴として
強さを見せて勝ち上がってきた力士には、寛容な相撲を見せるという点が挙げられる。


これも、白鵬の感情に起因する話だが

たとえば、
2016年夏場所13日目の稀勢の里戦では
取り組み後
「あえて左四つに組みにいった」と答えたとおり
稀勢の里の得意な四つで戦ったのだ。

白鵬は右四つの型を基本にしており
あえて、逆の四つに組みに行ったわけだ。

そこには、
綱取りをかけて、全勝で駆け上がってきた稀勢の里に対して
壁になろうという気持ちと、
勝って先に進ませてあげたいという気持ちが
同居しているように感じられる。

つまり、
白鵬は、自分が認める程の強さを見せた人間に対しては
負けることも受け入れる傾向にあるのだ。


記事中では、
白鵬が、
日馬富士と鶴竜の綱取りがかかった取り組みで
あえて負けたのは八百長の疑いがあると書きたてているが

これも、二場所連続で全勝、14勝とそれぞれ力を発揮した同郷の力士たちを
受け入れたいという感情が、
厳しい取り口を選ぶことを妨げたと感じている。

人によっては
これも八百長と感じるかもしれないが、
白鵬の感情の問題と言えないこともない。


当たり前の話だが、
大相撲は真剣勝負を力士達に求める。

であれば、白鵬も同郷意識を抑えて、
常に厳しく相撲を取るべきだと思う。

ただ、今までの白鵬の相撲を見ていると、
強すぎる同郷意識を捨てる気は無いようだ。

つまり
白鵬全盛の今の大相撲は、残念ではあるが
白鵬の感情込みで成り立っているのだ。


そう捉えれば、この記事が書きたてていることも
不本意ではあるが
八百長と騒ぎ立てることではないと思っていた。

取り上げられた疑惑の取り組みは、
私がここで語ったことで説明ができると考えていた。


しかし、指摘された10番のうち、2つの取り組みだけは、

白鵬の感情だけでは説明がつかなかった。



■白鵬と日馬富士の間に何かあったとしてもおかしくない。


2014年夏場所千秋楽 白鵬対日馬富士
2016年春場所千秋楽 白鵬対日馬富士


この2番は、
「勝てば白鵬の優勝」

「負ければ白鵬は、稀勢の里との優勝決定戦」

「日馬富士は優勝の可能性がない」

という状況が一致している。


そして、もう一つ同じなのが、

どちらの取り組みも

「日馬富士の立ち合いが信じられないほど高い」

のだ。


日馬富士は、立ち合いで低く鋭く当たる事は相撲を見ている人間なら誰でも知っている。

軽量ゆえに、立ち合いで自分有利の体勢を作ることができなければ、
挽回するのが難しいからだ。

ちなみに、日馬富士が白鵬に勝っている相撲で、
立ち合いで腰高にぶつかった一番は記憶にない。

つまり日馬富士が勝つためには、少なくとも低い姿勢で鋭くぶつからなければならないのだ。

それが、この2つの取り組みでは、
日馬富士とは思えないほど腰が伸びた立ち合いなのだ。

当たりに威力はなく、廻しを引いてくれと言わんばかりではないか。

その結果、日馬富士はどちらの取り組みもあっけなく敗れている。


しかも、日馬富士は
前日の相撲では、厳しく低い姿勢で立ち合っているのだ。


私は、当初
2016年春場所千秋楽の白鵬、日馬富士の取り組みは、間違いなくガチンコであると考えていた。

なぜなら、白鵬が変化し
それに日馬富士が対応できずあっさりと勝負が決まってしまったからだ。


白鵬はこの場所、顔面を肘先で狙う危険すぎるかち上げを連日対戦相手に
繰り出していた。

もし千秋楽で八百長があったのならば、
乱暴な取り口で与えてしまった悪印象を払拭するため
立ち合いで変化などせず
もっと観客を盛り上がる大相撲を演じる事だろう。

だから、この勝負は真剣勝負だったと考えた。

真剣に戦うからこそ、時として拍子抜けするほど簡単に
勝敗が決することもあると考えた。


しかし、2つの取り組みを並べてみると
不自然なほど状況が一致している。


正直、白鵬と日馬富士の間で何かがあったのか疑われても仕方がないだろう


もしかしたら、これも感情の問題で、日馬富士が稀勢の里ではなく
白鵬を勝たせたいという無気力相撲なのかもしれない。

しかし、状況によって相互に無気力相撲を行えば、それは
勝ち星の渡し合いをしている行為と同じだろう。


白鵬が個人的に無気力相撲を行う事は、まだギリギリ許容できる。

白鵬が利益を享受していないのだから。

しかし、相互に無気力相撲を行うのであれば、
それは悲しい事だが
八百長と言わざるおえないだろう。





■暴行事件の原因が八百長に関わる事だとしたら、つじつまが合ってしまう


白鵬や日馬富士が、今まで自ら八百長を行なったと語った事はない。

つまり、
今まで私が書いてきた事は、
あくまでも推測に過ぎない。


しかし、私にはこの2つの取り組みが限りなく黒に近いグレーであると思えてならない。


そう考えていくと、
私が白鵬の感情の問題として納得していた取り組みも
本当のところはどうだったのか、
何か裏であったのだと疑いを持ってしまうのだ。

そして、週刊新潮の記事では
日馬富士の起こした暴行事件は
八百長を行わない貴ノ岩に対する制裁であると指摘しているのだが、

白鵬、日馬富士が八百長をしていると仮定するならば
筋が通っていると感じてしまうのだ。

厳格な貴乃花親方が、あれだけ相撲協会の協力を拒絶するのも
八百長根絶のための
相撲界の是正が目的であるならば、説明がついてしまう。


私は、ここ数年自分なりに真剣に見てきたつもりだ。

そして、胸を熱くさせられた取り組みが数限りなく存在している。

その中に、もちろん白鵬や日馬富士の一番も含まれている。

しかし、その中に嘘が混じっていたのなら、
本当に悲しいことだ。


日馬富士の暴行事件と八百長疑惑。

正直、初場所をどのような気持ちで観戦するのかわからない。


かつてないほど、相撲熱が冷めつつある。

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コメント

No title

憶測でここまでの記事を書くならば‥
某横綱に行われている大々的な忖度も問題にすべきだろう
怪我をしてしまったのはわかるが
治すこともせず、出ては休場の繰り返し
今場所はとうとうワーストにならぶ金星配給
にも関わらず、一切文句を言わない協会、横審
ファンともなると、悪いのは協会、親方のせいという始末
他の横綱と扱いの差は明らかで忖度にもほどがある
貴乃花親方はしっかりした相撲道、横綱像を持っていると言われる
疑いのある白鵬関に限らず、このような扱いに甘んじる横綱や
忖度を続ける協会の姿勢にも反感があったのだと思うがいかがか?

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No title

それだけ稀勢の里は普段の土俵が立派だということ
普段ちゃんとすれば世間はある程度甘くなる
それは忖度じゃない。
当たり前のことだ。
ちゃんとしてきた人への世間からのプレゼントだ。
普段ちゃんとしなかったくせに
困ったときだけ何かを得ようとしても無理な相談
さっき白鵬のかちあげやダメ押しの連続動画を
見たけど怒りと恐怖と相撲を汚された悲しみを感じたよ
今年で大相撲は終わりの可能性があると思う
ちなみに、白鵬が休んだ場合、東京オリンピックの直前まで休んでも文句を言う人はレイシストと呼ばれるかもねw

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