記事一覧

白鵬がラオウになるなら、稀勢の里がケンシロウになるしかないだろう



■バッシングを受ける白鵬はラオウ化が進んでいる


大相撲は、今年最後の興行である冬巡業に入った。

例年ならば、
本場所が終わり相撲自体メディアに取り上げられなくなる季節となるが
日馬富士の暴行事件の影響で、
ワイドショーは、相変わらず大相撲をトップニュースに取り上げている。

そして、日馬富士が引退した今
メディアは、白鵬と貴乃花親方の対立関係を煽り立てようとしている。

その動きに呼応するように
ネット上では白鵬に対する批判する声が大きくなっている。


白鵬が冬巡業でのインタビューで

「日馬富士にかける言葉はまだみつからない。気持ちの整理がついていない」

と答えると

「黒幕はお前だろう」

と、明確な根拠もなしに
白鵬をなじるコメントが目につく。


白鵬に対するバッシングは、
2015年初場所で審判批判を行なって以降始まったと思われるが、
日馬富士の事件を経て、今最も大きくなっていると感じる。

大相撲を支えてきた白鵬に対し、あまりにも心無い批判である。

そして、悲しいことだが、
このような無責任な世論の声が
さらに白鵬の振る舞いを攻撃的にする。

前回の記事で触れさせてもらったが


「独善的に振舞う白鵬は大相撲界のラオウになれば良い」
http://sumo1982.jp/blog-entry-164.html


私は、今の白鵬はまるで北斗の拳のラオウのようになっていると感じている。

圧倒的な力と独善的な態度は、まさに暴君と言わざるおえないだろう。


白鵬自身も、批判を受ける自分の振る舞いを正す事よりも、
さらに勝利することを目指して突き進んでいる状況だ。


■ラオウを止めるケンシロウ役が必要だ


白鵬の圧倒的な強さは、今後も大相撲の一つの軸となる。

しかし、
土俵を牛耳る圧倒的な強さと
乱暴な相撲に独善的な振る舞いが同居する白鵬は、
いわば、ヒールだ。

先場所のような
白鵬圧勝が続くようでは、
ヒール役の一人勝ちとなり盛り上がりに欠けるというものだ。

となれば、圧倒的な強さを誇り土俵を牛耳る白鵬を止める
ヒーロー役が求められる。


ここ数年、大相撲は
白鵬の強さと稀勢の里の出世物語がメインストーリーとなっていた。

ただ、稀勢の里が横綱となり
このストーリーで相撲ファンを引っ張ることができなくなってしまった。

これから先、相撲ファンの興味を引く大きな流れが必要なのだ。

それを考えると、
ラオウとなった白鵬と
それを止めるケンシロウ役を担う力士同士の戦いが主軸となれば
わかりやすい対立構造となり、
お客さんへのわかりやすい「引き」になるだろう。


それでは、誰がケンシロウ役にふさわしいのだろうか?

理想で言うならば、
例えばデビューした時の遠藤のように最速入幕記録を更新するような
超新星が出現してヒーローとなってくれることが望ましい。

今の大相撲は、横綱が全員30代ということでわかる通り
新鮮味に欠ける。

ここに若さと強さ、礼儀正しさを備えた若武者が出てきて
白鵬と真正面から戦うのであれば
非常に相撲は面白くなる。

いわば、横綱千代の富士を破った貴花田(後の横綱貴乃花)のような
スターの出現を欲しているのだが、
そんな力士は簡単には出てこない。

阿武咲や貴景勝といった若手がここ数場所活躍しているが
他を圧倒して大関、横綱と昇進を重ねていくにはまだ力不足だろう。

となると、
若手以外の現役力士にケンシロウ役を演じることを求めたいと思うが、
誰が適任だろか?

頭に思い浮かぶ力士は、一人しかいないだろう。


■ケンシロウ稀勢の里だけが、白鵬を焚きつける

kisehokuto.png



ケンシロウ役は、白鵬と長らく土俵で合間見え、名勝負を繰り広げた
稀勢の里が担うべきだろう。

若くして横綱となり、今も圧倒的な強さを見せる白鵬に対し
何度も挫折を味わいながら、横綱の地位についた稀勢の里は
好対照で対立関係を描きやすい。

振る舞いも相撲取り然としている稀勢の里ならば、
相撲ファンもヒーロー役として受け入れやすいだろう。


ただ、今の稀勢の里は怪我により力を落としている。

その姿は
ケンシロウというより、
ラオウに勝る才能を持ちながら、病魔に侵され力を落としてしまった、
トキである。

稀勢の里の復活は、稀勢の里ファンの悲願であるが、
大相撲の今後を考えれても
是が非でも元の力を取り戻してもらわなければ困るのだ。


また、稀勢の里の復活を望むのは
ヒーロー役として軸がほしいという話だけではなく
白鵬のモチベーションを上げる必要があるからだ。

白鵬は、
2015年初場所に大鵬の優勝回数32回を超えて以降
目標を失い、モチベーションが下がったという。

その後
2016年夏場所から1年優勝から遠ざかったが
再びモチベーションを与えたのは、稀勢の里の横綱昇進だったと
NHKの番組で語っていた。

もう一度壁になるという気持ちで戦い、
2017年夏場所、名古屋場所と連覇を果たし、魁皇の持つ
通算勝利数1047を超えることとなったのだ。


未だに白鵬にはライバルと呼べる存在はいないかもしれない。

ただ、連続勝利記録を止めるなど
節目でたびたび戦い熱戦を繰り広げた稀勢の里は
白鵬にとってやはり特別な存在なのだろう。


横綱となって以降、白鵬と稀勢の里は未だに戦ったことがない。

そう考えると、
ラオウとなった白鵬と、ケンシロウ稀勢の里が横綱として全力で戦うのは
本当に魅力的だ。

二人の火花散る戦いを期待したい。


願わくば、
傍若無人が許されるほど強い白鵬を
稀勢の里が破り、
白鵬に強さだけではなく
優しさも必要なのだという
北斗の拳のラストさながらの展開が見られることを願っている。

スポンサーリンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

momiji

Author:momiji
相撲に関わる色々なランキングを作成しております。

・相撲ポイント
15日間の幕内力士の相撲を最高点10点最低点0点で採点

6点・・・特筆すべき内容がない勝利
5点・・・特筆すべき内容がない敗北
※不戦勝は6点

カテゴリ欄の「2017年各場所ランキング」から素早く確認できます

スポンサードリンク