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白鵬のV40という偉業達成が大きく盛り上がることを強く願う



■今場所の白鵬は際立って調子が良い

2017年九州場所も中日を終えた。

日馬富士の暴行問題が世間を騒がし、本場所に影を落としているものの
土俵は盛り上がりを見せている。

中でも、横綱白鵬の出来が素晴らしい。

8日目の相手は、前日稀勢の里を破って金星を挙げた北勝富士。

勢いに乗る若手ならば、何かをやってくれるかと期待していたのだが、
立ち合いから、白鵬が左に動きながら上手を引くと
そのまま、簡単に寄り切ってしまったのだ。

これで白鵬は中日勝ち越しとなったわけだが、
今場所ここまで相手を圧倒する相撲内容を見せ、ピンチと呼べる場面も全くなかった。

ここまで出来が良いと、ほぼ優勝は白鵬で決まりではないかと感じてしまうが、
白鵬を止めるライバルは存在するのだろうか?



■ライバル不在が白鵬の優勝を確定的にする

結論から言うと、今場所白鵬を止められる力士は存在しない。

日馬富士が途中休場した今、もう一人の横綱稀勢の里にその役を求めたいのだが、
稀勢の里は深刻な不振に陥っている。

以前の投稿で稀勢の里が低迷する原因はおそらく、左足首の怪我であると指摘したが


「稀勢の里の左足首の怪我は深刻だ。悪化する前に休場すべきだろう」
http://sumo1982.jp/blog-entry-142.html


稀勢の里も途中休場の可能性があり、とても白鵬を止めることはできないだろう。

そして、後を追うべき三役以上の力士達もすでに2敗以下となっており
白鵬に並べるほどの勢いはないだろう。

逸ノ城、荒鷲、隠岐の海と一敗で白鵬を追う力士は存在するが
過去の実績を考えると、後半戦に入っても優勝争いに留まり続けているとは思えない。

白鵬自身の出来の良さ、ライバル不在。

この二つの状況を考えれば、白鵬は千秋楽を待たずに優勝する可能性すら高いのだが
それでは土俵の盛り上がりに欠けることになってしまう。

白鵬に取ってもそれは好ましいことではないだろう。


■40回目の優勝という偉業を盛り上げるストーリーが必要だ

白鵬が今場所賜杯を抱くことができれば、40回目の幕内最高優勝となる。

間違いなく、歴代横綱が成し得なかった偉業であり
白鵬は、前人未到の記録を大相撲の歴史に刻む事になるのだ。

ただ、例えば白鵬圧勝で千秋楽を待たずに優勝が決まってしまったら、どうなるだろうか?

相撲ファンは、40回優勝というその重みを理解し
絶対的な強さを見せた白鵬の姿に満足できるかもしれない。

しかし、相撲をあまり知らない人間からすれば
今回の優勝を見ても白鵬の圧勝という見慣れた光景の延長に過ぎないと感じるに過ぎないのではないだろうか。

皮肉なことだが、白鵬の強さが40回目の優勝という
偉業の価値を霞ませてしまっているのだ。

しかも、今場所は日馬富士の暴行事件などが起こり大相撲が好奇の目で
見られてしまう可能性が考えられる。

そんな雰囲気を一掃するには、
白鵬が積み上げてきた優勝がどれほどすごいか、わかりやすい形で報じられることが望ましい。

つまり、千秋楽まで優勝の可能性がわからない、手の汗握る熱戦が
繰り広げられる必要があるのだ。

そのためには、これから白鵬にぶつかる有力力士達
稀勢の里、豪栄道、高安、御嶽海、嘉風らが全力で白鵬を止めに行かなければならない。

V40を目指す白鵬が、それを阻む力士たちを熱戦の末打ち破った上で偉業達成。

わかりやすく伝わりやすいストーリーではないだろうか?

個人的には、この中に今なお人気の高く今場所相撲内容の良い遠藤あたりが入ってくると
非常に面白くなると考えている。


V40という記録は、間違いなく偉業なのだ。
それが通常の優勝の延長のように語られてしまってはあまりにも味気ない。

白鵬以外の力士たちが、簡単に白鵬を優勝させないという気概を持って
後半戦に臨んでほしいと思う。

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