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高安は大関陥落を逃れられないだろう。


今年最後の大相撲、九州場所に多くの力士が高いモチベーションを持って臨む。

白鵬は、40回目の優勝を。

日馬富士は、秋場所に続いての連続優勝を。

稀勢の里と鶴竜は、3場所連続休場の鬱憤を晴らす復活を。

そして、横綱以外にも
新入幕の阿武咲などが特に気合を入れて土俵に上がってくる事が予想される。


しかし、名前を挙げた以外にも強い気持ちで九州場所に出場する力士がいる。

初めてのカド番を経験する、大関高安
だ。



◼︎兄弟子稀勢の里に触発され発大関昇進

高安は、大きな身体が武器の力士で突き押しを得意とするが
四つ相撲もこなし、または相手をいなす事もできる
いわゆる万能型の力士だった。

その実力には定評があり、
技能賞2回を含む、三賞を9回獲得している事がそれを証明しているだろう。

しかし、なんでも器用にこなす反面、高安にはこれという武器がなかった。

それが、三役以上に上がれない要因でもあった。


大関昇進の転機となったのは、間違いなく兄弟子稀勢の里の躍進だろう。

2016年、稀勢の里は綱取りをかけて必死に稽古を重ね、土俵上では大きな注目を集めていた。

その姿が、発奮材料となり高安は白星を重ね
2016年秋場所から関脇の地位に就く。

このころから、大きな身体を活かした、立ち合いからのぶちかましを行うようになった。

威力抜群のこの立ち合いは高安の武器となる。

そして、稀勢の里が初場所で横綱に昇進すると、
高安も後に続けと言わんばかりに夏場所で大関昇進を決めたのだった。

一気に横綱大関が同部屋から誕生した事で
田子ノ浦部屋の時代が来たという報道もあったほどだ。

ただ、高安の好調ぶりは長くは続かなかった。

◼︎秋場所で負傷し途中休場

大関として初めての場所となった名古屋場所で高安は、9勝6敗という結果だった。

優勝争いに絡めなかった事は、物足りなかったが
初の大関として臨む場所としては、良くもないが悪くもない場所だっただろう。

ただ、気になる事は
大関昇進の原動力となった
立ち合いでのぶちかましが相手に効きづらくなっていた事だ。

大関に昇進した事で周囲からより警戒され
得意の戦術がうまく機能しない場面も増えたのだ。

大関として、結果を出しさらに番付を上げる事を考えれば、
さらに一皮むける必要があった。

秋場所は、その足がかりとして大関として気合を入れていたはずだ。

しかし、相撲の神様は高安には冷たかった。

早くも2日目、玉鷲との一番で
相手の厳しい攻めを土俵際ギリギリまで粘ったため
右足に怪我を負ってしまった。

右大腿筋群損傷。

怪我は決して軽いものではなく、高安は3日目から途中休場となり、
九州場所をカド番で臨むこととなったのだ。

◼︎状態は万全ではなく、九州場所で勝ち越す事が難しいだろう

さて、高安は九州場所で勝ち越して
大関の地位を守る事が出来るのだろうか?

残念だが、それは難しいだろう。

なぜなら、高安の状態が非常に悪いからだ。

稀勢の里とのこと三番稽古では、22番とって4勝18敗と、完全に圧倒されている。

格上の横綱相手という事で、言い訳ができるかもしれない。

しかし、大関豪栄道との三番稽古でも
16番取って、わずかに3勝しかできていないのだ。

まだ、怪我の影響があるのか、それとも相撲勘が戻っていないのか原因はわからないが
持ち前の立ち合いの力強さも見られない不振の状態では、
九州場所で、8番勝つのは現実的とは言えないだろう。

◼︎大関陥落したとしても、また上を目指せば良い

もし九州場所で大関陥落となれば、
貴ノ浪、武双山、栃東が記録した
大関陥落最短記録の2場所に次ぐ不名誉な記録と言わざるを得ないだろう。

ただ、大関陥落となったら相撲人生が終わるわけでは決してないのだ。

その証拠に、名前を挙げた3大関はその後見事大関に復帰して20場所以上勤め上げたのだ。

番付を落としたら、再び上がるために努力すれば良いだけの話なのだ。


高安の有名なエピソードとして、入門してから数多く脱走した話は有名だ。

何かにつまづき、いやになったのだろうが
その度に部屋に戻り相撲を続け大関の地位まで出世したのだ。


大関陥落という、つまづきを経験したとしても必ずまたその地位に戻ってくる事だろう。


九州場所で、満足な相撲が取れなかった足しても、
今できる最善の相撲を取ることを期待したい。

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