記事一覧

あの男が帰ってくる。雄叫びを封印した突き押し自慢の琴勇輝


九州場所の番付も発表され、いよいよ場所開催が近づいてきた。

番付を確認すると、あの力士が再入幕を果たしていた。

一時は、東の関脇まで番付を上げた琴勇輝である。

kotoyuuki.png

■土俵上での雄叫びで相撲ファン以外にも名前が知れ渡った。

琴勇輝と言われて、何を思い浮かべるだろう。

私は、エピソードの話題に事欠かない力士という印象を持っている。

相手を失神させるほどの、激しい突き押し。
2013年九州場所での左膝蓋腱断裂と左膝前十字靱帯損傷の大怪我。
2016年春場所、日馬富士からの初金星獲得で見せた涙。
十両優勝の賞金を弟の学費に全て使わせた家族愛の深さ。

まだ26歳ながら、高校を中退して大相撲の世界に飛び込んだこともあり
すでにキャリアは10年近くになる。

多くのエピソードを持つ力士だ。

ただ、やはり琴勇輝を有名にしたのは立ち合い前のルーティーン、
雄叫びだろう。


横綱大関経験者以外の力士の名前を挙げられて、すぐに顔が思い浮かぶ人は
相撲ファン以外では少ないかもしれない。

しかし、立ち合い前の土俵上での「ホウ!」と言う雄叫びを
あげる力士として話題に上っていた。

また、横綱白鵬から雄叫びをやめるよう注意される一幕もあってさらに世間を
賑わす材料となった。

そして、最強横綱からの注意にもかかわらず、琴勇輝は雄叫びをやめることはなかった。

最強横綱の圧力に屈しなかったと言う半官びいきもあって、琴勇輝への注目は
さらに高まったのだった。

ただ、立ち合い前の雄叫びは神事としての相撲という観点から、所作に問題があることは確かで
関脇を務めた、2016年夏場所から封印している。


■自慢の突き押しは破壊力抜群

ただ、話題だけの力士ではなく、
しっかりとした稽古で作り上げた突き押しは破壊力抜群だった。

前述した2013年九州場所での大怪我から復活し
2014年九州場所で幕内に復帰すると、
その後関脇に上がるまでの8場所で7回の勝ち越しており
得意の突き押し相撲が花開いた。

特に、2016年春場所は前述した日馬富士から金星を奪取するなど
得意の突き押しで12勝を挙げるなど、キャリアのハイライトといって良いだろう。

電車道で対戦相手を土俵の外に押し出す、琴勇輝の突き押しは
土俵上を席巻していた。

ただ膝の怪我は一度故障すると完治は難しく、
2016年夏場所で関脇に上がったものの、2場所連続で負け越して平幕に陥落。

2017年7月場所を負け越し十両に下がることになった。

ただ、先場所十両優勝こそ逃したものの
得意の突き押しは十両では頭一つ抜けており、1場所で幕内に帰ってきたのである。


■好ましくない振る舞いも少なくない。

琴勇輝は、話題に事欠かない力士であるが、その中には好ましくないものもある。

例えば、立ち合い待ったの多さだ。

立ち合いは、相手と呼吸を合わせて立つことが基本だが、
琴勇輝は、立ち合いで相手につっかけることもあればなかなか手をつかないなど
相手と呼吸を合わせて立とうとしないのだ。

そのため他の力士に比べ、待ったとなる取組が多い。

先場所の優勝決定戦でも、安美錦に対し
つっかけるなどで、2度立ち合い不成立があった。

立ち合いの悪さは相変わらずと言った印象が拭えない。


また、テーピングにも問題がある。

力士の多くが、怪我の防止や、汗で滑らないようにするなどの理由で手首に
テーピングを巻いているが

琴勇輝の場合、それが極端に厳重で、掌底部分も硬くテーピングしているのだ。

得意の突き押しの威力を増すために行なっているという指摘もあり、
あまり好ましい振る舞いとはいえないのだ。

琴勇輝には、改善を求めたい。


ただ、話題に事欠かない力士が幕内に戻ってきたことで
土俵が活気付くことは間違い無いだろう。

再び幕内で相撲をとる琴勇輝が、得意の突き押しで猛威を振るうのか?

九州場所、帰ってきた男、琴勇輝に期待したい。

スポンサーリンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

momiji

Author:momiji
相撲に関わる色々なランキングを作成しております。

・相撲ポイント
15日間の幕内力士の相撲を最高点10点最低点0点で採点

6点・・・特筆すべき内容がない勝利
5点・・・特筆すべき内容がない敗北
※不戦勝は6点

カテゴリ欄の「2017年各場所ランキング」から素早く確認できます

スポンサードリンク