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阿武咲はどこまで出世できるのか?関脇小結の新三役成績から分析する


前回の投稿で、九州場所で新三役として土俵に立つ阿武咲が
さらに番付を上げるためには何番勝つことが求められるかを
過去の横綱、大関の新三役場所の成績から割り出してみた。


「阿武咲はどこまで出世できるのか?横綱大関の新三役成績から分析する」
http://sumo1982.jp/blog-entry-123.html

結果は、横綱となった力士でも新三役としては平均勝ち星は7.73と
ギリギリ勝ち越しで
大関は平均勝ち星7.06ということがわかった。

つまり、新三役場所で勝ち越すことは非常に難しいということがわかった。

そして、結果よりも内容が大事であるということ、
負け越しても上位陣に通用する相撲を取れているかが重要であることが
推察できた。


さて、ここで気になることがある。

三役に昇進した力士の中には、その後横綱、大関に上がる者と
関脇小結以上に番付を上げられない者もいるが
新三役場所の成績で、そのボーダーラインが存在するのだろうか?


今回は、その大関の壁と言われるものが存在するかを調べるため
平成以降に関脇、小結の地位に就いていた力士77名の新三役場所の成績を集めて見た。

早速データを見てもらいたい。
新三役場所成績関脇以下


■横綱大関と関脇小結を分ける勝ち星は7勝

関脇小結が最高位の力士の新三役場所の成績を調べた結果
平均勝ち星は5.32となった。

大関の平均勝ち星は7.06となることから、勝ち星に差があることが
わかる。

前回の投稿でも指摘したが、
大横綱と呼ばれた、北の湖、千代の富士といった力士たちも
新三役の成績はそれぞれ4勝、5勝と振るわなかったことを考えれば
決定的なボーダーラインはないかもしれない。

ただ、平均的な数値で考えるならば
7勝を挙げられるかが大関の壁ということになりそうだ。


■最高位が小結の力士の平均勝ち星は4.45という結果に

大関の壁となる勝ち星はわかったが、さらに興味深い結果が推察できる。

調査したデータを、最高位が関脇の力士と小結の力士に分けてみると

最高位が関脇の力士の新三役の成績は平均勝ち星は5.9に対し
小結の力士は、4.45

と明確に差があったのだ。

最高位が小結の力士ということは、乱暴に言うならば
三役に上がることが精一杯で大関昇進までは望めなかった力士と言う括り方ができる。

つまり、4勝以下の場合は、
その後の昇進が怪しくなる可能性が高まると言うことだろう。



■自分の現在地を測る上で、新三役の場所は重要になる。

前述したように、今回の調査はあくまで番付ごとの平均を調べたもので
個人の勝ち星にはばらつきがある。
つまり、あくまで参考の範囲にとどまる内容に過ぎないのだ。

ただ、新三役の場所で大負けすると言うことは上位陣と安定的に戦っていくことが
できていないと言うことであり、
三役に留まるだけの実力がないことが証明されることになるのは確かだ。

そして、三役定着に向けて再び自力を上げる必要に迫られると言うことなる

そういった自分の立ち位置を確認する上で、新三役の場所は重要になってくるのだ


期待が大きい阿武咲だけに、九州場所も好成績が期待されることが予想されるが、
あまり勝ちを意識し過ぎず戦うことが何よりも大切だ。

見る側も、まずは勝ち越しを目指せと応援して
それが達成されればもっと上を目指せるかもとちょっと期待して
大負けした時は、また頑張れと切り替えて応援すればいいのではないだろうか?

期待の新鋭阿武咲が、九州場所で
気負わずに自分らしい前に攻める相撲を見せてくれることを期待したい。

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