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稀勢の里はどこまで強くなれるか?歴代横綱のデータから考察する


最近稀勢の里に関する投稿を複数行っているが
昨日は、

「稀勢の里は白鵬には並べない?大関時代の勝率からその強さを検証する」
http://sumo1982.jp/blog-entry-109.html

と題して、現状の稀勢の里の強さを大関時代の勝率から検証してみた。

結果、現在の稀勢の里は勝率という物差しで測るならば
お兄ちゃんで有名な横綱若乃花(3代)にやや劣るということが分かった。


さて、今回も稀勢の里の強さに関して検証を行っていきたいと思う。

ここでは、歴代横綱の大関時代の勝率と横綱時代の勝率をデータ化し
大関時代よりどれほど強くなったのかを検証する。
そして、そのデータに基づき稀勢の里はどこまで強くなる可能性があるかを
調べたいと思う。

さっそく調べてみよう

歴代横綱の大関時勝率と横綱時勝率

■大関時代の勝率を超えた横綱は26名中13名

上記グラフは、年6場所制で現役の半分以上を過ごした横綱26名の
大関時代と横綱時代の勝率を並べたグラフである。

ここで面白いことがわかるのだが、ちょうど半数の横綱が
大関時代の成績を下回っているのだ。

横綱という大相撲の最高位に就いたことで、大関時代より強くなったイメージを抱くのだが
半数は大関時代の成績を上回れずに引退を余儀なくされているのだ

■大関時代の勝率を超えた横綱は勝率を平均1.1倍上げている

ここで、大関時代の勝率を横綱時代の勝率が越えている横綱13名のデータの
勝率の平均値を取ると
横綱時代の勝率は、大関時代の1.1倍となるのだ。

横綱となりもっとも勝率の割合を上げたのは、曙で
大関時代の勝率は0.55(在位4場所)
横綱時代の勝率は0.78(在位48場所)

勝率は、1.418倍となっている。

2位は、北の富士のライバルとしてこれからという時に早世してしまった横綱玉の海で

大関時代の勝率は0.687(在位20場所)
横綱時際の勝率は0.867(在位10場所)

勝率は1.26倍である。

ちなみに、該当する13名の横綱から稀勢の里と同じ大関在位が20場所以上の
横綱のみに限定すると6名に絞られる。
(玉の海、北の富士、琴櫻、三重ノ海、武蔵丸、日馬富士)

これらの6名の勝率は、1.124倍となり
わずかに13名平均を上回っている。


■稀勢の里は、飛躍すれば北の湖、貴乃花に近づく実績を上げられる

さて、稀勢の里に今までのデータを当てはめると

稀勢の里が大関時代より強くなると想定し
平均的に強くなった場合

0.714(稀勢の里の大関時代の勝率)×1.1(勝率が上がった横綱13名平均)=0.785

これは、優勝12回を誇る武蔵丸や現相撲協会理事長で優勝回数8回の北勝海を超える勝率となる。
十分に名横綱と言ってよい成績を上げることになるだろう。


そして、横綱時の勝率が大関時代を上回り、かつ大関在位20場所以上の横綱と
同等の成長をした場合
0.714×1.124=0.802
となる。

これは、名横綱と呼ばれた北の湖(勝率0.811)、貴乃花(勝率0.813)に近づく
成績となるのだ。


もし、曙級の伸びを見せた場合
勝率1.012
となり、勝率100%を超えてしまうので現実的な話ではないが

玉の海と同じほどの成長を見せられれば
勝率0.899
となり、昭和以降最高勝率を誇る白鵬を超えることも視野に入ってくるのだ。


ここまで取り上げてきたのは、あくまで確率だ。
前日した勝率となるかは、誰もわからない。

ただ、横綱としてもう一歩強くなることができれば武蔵丸や北勝海といった名横綱以上の
存在として名を残すことが可能なのだ。

果たして稀勢の里は、どこまで強くなれるのか?
まずは九州場所で、完全復活した姿を見せてほしいものだ。

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