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ポスト白鵬時代の覇権は誰が握るのか?



白鵬が横綱になってから、大相撲はまさに白鵬時代といって良かった。


圧倒的な記録である幕内63連勝があった。
賭博問題が表面化し八百長問題による本場所が未開催となっても
第一人者として角界を引っ張り続けた。
白鵬時代は長く続いたが、潮目が変わったのは、2015年からだろう。

2015年秋場所場所を左膝の怪我により途中休場して以降、それまでの圧倒的な相撲は徐々に陰りを見せる様になる。
現在も第一人者であることに変わりはないが、
乱暴な相撲と過去の稽古の貯金でなんとか戦っている印象は否めない。

白鵬が衰えた今、時代はポスト白鵬時代という名の、勝者が未確定の戦国時代に入っているのだ。


私は白鵬の次の担い手は、稀勢の里が務めるものと考えていた。
長らく生まれていなかった、日本人横綱誕生の重責を果たさんと戦い続けたこの朴訥な男は、
何度もその期待を裏切りながらも、精進を続けた。

そして、2016年年間最多勝を初めて獲得すると
2017年初場所に念願の初優勝を達成し横綱に昇進した。

そして迎えた春場所。
横綱として迎えた初めての場所となったが、抜群の安定感を見せ12連勝を飾った。

初場所、春場所に見せていた相撲は、他の力士と一線を画するものだった。
この男の時代がいよいよ来たのだと、確信めいたものがあった。

しかし、そんな考えはあっけなく霧散してしまうのだった。
13日目日馬富士との一番で左肩を負傷し、生命線である左を十分に使うことができなくなってしまったのだ。

この場所はほとんど脅威的と言ってよい集中力で相撲を取り続け連覇を達成するのだが、
未だに春場所で負った怪我は完治せず、来場所九州場所をどの様な状態で出場できるか非常に不透明だ。

現役横綱の中で唯一怪我とは無縁だった稀勢の里が低迷した事で、
ますますこれから先の相撲界の覇権争いがわからなくなった。


秋場所優勝を決めた日馬富士、休場中の鶴竜の両横綱も怪我が慢性化しており
毎場所万全の状態で土俵に立つことはできない状態だ。

大関陣も、照ノ富士が怪我で関脇に陥落が濃厚と足踏みを続け、高安も秋場所膝に重傷を負ってしまった。
豪栄道は秋場所絶対有利の状況から逆転を許すように、相撲に安定感が欠ける。

絶対的な実力者は不在の状況であり、
まさに今は次の時代を担うスターの誕生が待たれているのだ。


秋場所活躍した、阿武咲、貴景勝の21歳コンビがこのまま目を見張る活躍を続けてくれれば相撲界は盛り上がるが
そんなに簡単なものでもあるまい。

個人的には、関脇の地位で力を着実につける御嶽海に期待をしているのだが、果たしてどうなるだろうか?


秋場所の相撲は、11勝で優勝が決まった低レベルな内容だったと批判が上がっている。
ただ、多くの力士がその身を削りながら頂点を目指そうとする姿は、
興奮させられるものがあった。

白鵬という偉大な横綱の後を担える力士などなかなか出るものではない。
今後も、第一人者不在の誰が勝つかわからない泥臭い戦国時代の様相は続く事だろう。

その先に、誰が残るのか?
筋書きのわからないシナリオを楽しむ様に、興味深く見守っていきたいと思う。

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・相撲ポイント
15日間の幕内力士の相撲を最高点10点最低点0点で採点

6点・・・特筆すべき内容がない勝利
5点・・・特筆すべき内容がない敗北
※不戦勝は6点

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